[Blog] S U M M E R T I M E

 

 

 

 

台風8号のうねりを求めいざ西へ、バディにはバレルジャンキーSHOTA NAKAMURA。
まだ三日月が明るい。珍しく星がキラキラしていた。峠を越えコーストラインをひたすら西へ走らせる。うっすらと水平線が見えてきた。期待に胸を膨らませる。そして大きな橋を渡りきるその時だった。真っ白のスープが何本も綺麗に打ち寄せているではないか、夢と現実の狭間というのはこういう事か、僕らは何が起きたか理解はできなかった。しかし叫んだ。二人で絶叫した。すぐに川沿いへ車を止めた。慌てて足を滑らせた。そしてそこに現れたのは…
「 これ J BAY  じゃない ? 」
なんとあのフォーエバーライトウェーブ 南アフリカのジェフェリーズベイだと?
サイズはセットで4~6FT、玉石のショアブレイクは頭半くらいある。ピークからインサイドまで続くバレルは、何本も同じ形で巻き続ける。まさに流行りのウェーブプール、マシンウェーブバイブス高め付きである。
それは夢の2時間であった。
ワールドクラスのバレルマスターSHOTA NAKAMURAは、何本もビハインドからdeepにバレルをスコアしていく。二人は夢中であった。すべてが必然的であった。前日のlineのやりとりからこの完璧な旅は始まっていた。二人のサーフィン人生で忘れる事のできない波に出会ったであろう。そしてこの旅が、ゆくゆくのサーフィンライフに大きな影響を与える事だろうと確信した。僕らは余韻に浸った。どんな波に乗ったかもあんまり覚えていないが。しかし初めて見たあの瞬間は鮮明に覚えている。会うべくして出会えた事に感謝しながら。またいつか。再会を信じて。ALOHA

 

 

 

 

 

PYZEL
NEXT STEP 6’1”