[Blog] In the cold water

BARREL HUNTER
SHOTA NAKAMURA & KEITO MATSUOKA

昨日は今年一番の寒さ、真っ暗な冷たい雨の中、KEITOと僕は湘南を出発。
ブラッダが待つ某シークレットサンドバーへ
最近で一番の強いうねり、風は北西サイドオフ強めへシフト、荒れた海を強いオフショアがみるみる形成している。期待を膨らませ、バレルジャンキー、ブラッダSHOTA NAKAMURAと合流。早速その一瞬を逃さぬよう3人の目は、あのピークをフォーカスし続ける。反り上がるうねりが重い音を立てて崩れ、バッコリ空いた穴が閉じる瞬間、当然のようにスピッツが吹き飛んでいる。歓声を上げるタイミングは3人一緒。ステージはそこにある。GOでしょう!!
サイズは大味でゴリッゴリの頭半OVER、水量が多く分厚く、水深は腰くらいと浅く、そこで力を溜めたモンスターがブレイクする。1本目昭太がDROP、ホレ過ぎで立てずにワイプアウト、マジっすか?あの中村くんが….続けて慧斗がDROPも、底なしの掘れ方に立てずにワイプアウト。えっマジで言ってるんですか?松岡くんも….
来週にはハワイに出発するふたり。バックドアシュートアウト日本代表に選ばれ、聖地ノースショアで世界の超人いや宇宙人たちと競い合うためにだ。簡単に言うと世界で一番究極のパイプラインとバックドアを乗ったもん勝ちなのさ。そんなバディたちとのサーフィンはいつも勇気をもらう。僕はゲッティング中に早速1発喰らってしまい背中に分厚いリップがヒットする。なるほど..ふむふむってやつさ。ここ数年ノースに通わせてもらってヤバイ時のDATAは頭と体は覚えている。それでやる気のスイッチを入れてくれたね。それから数本バレルに包まれた。抜けれてはいないがDEEPだったと思う。1本イメージ通りのTAKE OFFからPULL IN ができた。ふたりはあのオフザウォールより掘れていたよって言ってくれた。ブルースやアンディアイアンスタイルは究極さ。そして1本頭から刺さってWIPEOUTした時、一瞬自分が飛んじゃってることに気付いたね。陸とアウトがわからなくなったからね。でも気持ち良かったのを覚えている。ふたりは言うまでもないが、DEEPによりDEEPにしっかりとスコアしてくる。さすがというより朝飯前ってやつさ。途中で僕は愛しい相棒が折れしまいこのセッションは終了。最近で一番調子が良かったマシンでした。L S D SURFBOARDS 久々のマジックボードでした。短い間だったけど、すごく自分を引き上げてくれた板でした。心からありがとう!
そして少し遅い朝飯は、スーパーLEOでGETした名物マグロ丼でした。
夕方はよりメンバーが濃くなっていた某サンドバー、チャンプ加藤嵐、村上兄弟のシュンとレン…さすが千葉トップ2の樹氏やヒデヨシ氏は波チェックを怠っていなかったね。最近思うのが、その瞬間の交わりがとても重要な気がしている。今回もハワイ前にKEITOとSHOTAとのコミニュケーションは、リアルな一瞬を共にする事でより価値が深っていく。同じく日本代表のシュンも天才肌を感じるシーンを幾度となく見せつけてくれた。3人は来週出発し、そしてもう一人の代表大橋海人を含め4人で世界と戦う。1月頭から開催されるBACKDOOR SHOOTOUTに出場予定。LIVE配信もあるので見逃せないですね。という事で昨日はサーフィンで一番大切なTAKE OFFの練習をしてました。言葉ではないエールを少しは贈れたかな。それにしても首が痛い..
一瞬を感じるか、感じれるか、そしてその一瞬を自分のモノにできるかできないか
これからの人生のテーマになりそうだ。
DEE WADA